失敗する転職!私は多分、、、失敗かな

こんにちは、酒飲み夫婦の夫です。

資産形成をしていく上で、収入は非常に大切な項目の一つです。

多くの人は会社員だと思いますが、転職をすると収入に変化があります。
大きく増えたり減ったり・・・

私はあろうことか収入が大きく減る転職をしてしまいました。もう20年近く前になりますが。

今思えば失敗したかもと思いますが、転職した20代の当時は「転職してよかった」と思っていました。

その当時のことを思い出しながら、果たして転職とは?を考えてみましたのでまとめていきます。

転職する理由

私は大学を卒業して某電機メーカーの子会社に入社しました。
住まいは神奈川県、勤務先は東京都内と神奈川県内をうろうろと。(出向も多かったので)

仕事が面白くない

入社6年目で退職したのですが、最後の1年は本当に仕事が面白くありませんでした。

もともとプログラムやネットワークに興味があってIT業界に入社して、4年目くらいまではそれなりに楽しかったのですが、やはり仕事は仕事。興味のない分野もやらなくてはいけません。

何かを作っていくというよりも、撤退する後片付けみたいな仕事も増えてきてやりがいもなく、国関連や大手の仕事も多かったので「自分が全体の何をしているのか」が良く分からないことが多かったですね。・・・大して知ろうとしていなかったこともありますが。

まぁそれほど仕事ができるわけでもないのに文句を言う若者という感じ。

人間関係が良くない

2年目、3年目と大手電機メーカーに出向していましたが、その人間関係は非常によかったです。

周りの方々は知識も経験もあって、会社全体的に余裕のある雰囲気。

でも自社に戻ると雰囲気が暗くて会話も少ない。会社によってこんなに差があるんだ、とびっくりしたことを覚えています。

出向している間も毎週週報を上司に送っていましたが、返信は一度もないですし、月に一回面談をするという話を聞いていましたが、2年間のうちに面談があったのは1回だけ。

週報にも面談はいつにしましょう?と書いていたんですが、読んでないんでしょうね。

給料が安い

これはちょっと語弊があるかもしれませんが、平均からみると決して安い給料ではないのですが、同じような仕事をしている違う会社の人たちと比較すると安かったです。

入社する前はあまり給料のことなんかを考えていなくて「こういう仕事がやりたい」という気持ちだけでしたから、真剣に会社選びをしていなかったことも原因だと思います。

私の同期たちは2年目、3年目で転職していく人も多かったですね。いや、賢いわ彼らは。

上司の姿

私は平社員でしたが、チームリーダーや主任、課長、部長などたくさんの役職の人がいらっしゃいました。

当時の社内でよく聞いた話は「部長になったら年収1000万円は軽く超えるらしいよ」です。

そんな中で私が接することができた部長は4名いました。

その姿を見た当時の私の感想は「憧れない」でした・・・
20代前半でしたし、そこまで仕事とか昇進に興味がなかったです。本当にお金に関しての知識はゼロでしたね。

今考えると何十人もいる部をまとめて運営していくのは大変ということは、身にしみてわかります(笑)

私が転職に失敗したと思ったこと

上で説明したような感じで転職をしてしまったのですが、転職後に失敗したかも、と思ったのは転職してから3年くらい経った後です。

田舎の中小企業

私が転職したきっかけは、地元(田舎です)でアルバイトをしたことのある社長さんから連絡があって、会社でITを進めたりネット販売をしたいからうちに来ないか、という話があったからです。

転職して一番感じたことは「時間の進み方が遅い」でした。東京で仕事をしていたせいか、田舎での(自分以外の)仕事のスピードがめちゃくちゃ遅く感じたんです。

  • え、これにこんなに時間がかかるの?
  • もう次に進みたいんだけど待ち時間が多い・・・

でもこればっかりは仕方がないので、自分でいろんなことをこなしていくうちに「あれ?全部自分でやってんじゃん・・・」という状況になり、やたら忙しい。これはやり方間違えましたね。

あとは人間関係がかなり限定されるので、その中でうまくコミュニケーションを取っていかないといけない。

東京での私の人間関係は、ごく少数の友達と濃い付き合いをして、仕事関係の多くの人間関係は浅く仕事で割り切ったような状態でした。それは心地よかったですし、仕事もやりやすかったです。

でも少人数でいつも同じ人と仕事をしていると、職場の人間関係が濃くなってきます。
その中でうまく立ち回らないと仕事がやりづらくなるので、コミュニケーションのコストが増えました。

ただ良い意味で考えると、コミュニケーションの訓練にはなったと思います。

給料が下がった

私が転職した田舎の中小企業は給料は安いですね。

基本的には年収が下がる転職はお勧めしません。(が、ブラック企業からの転職なら早く決断したほうがいいです)

当時の自分は「大きな仕事の一部をやるよりも、エンドユーザーに直接関われる事業を立ち上げてみたい」という気持ちがあって、年収よりもやりたいことを優先して転職しました。

やりがいはありましたよ!
1年である程度の売り上げを作ることができて2年目で効率化も出来て、3年目で人を増やしだす。
人が増えると一気にうまくいかなくなりましたが(笑)

考えることや管理が大変になった割に給料は変わらず。

やりがいがあるうちは多少安い給料でもいいです。でもそのやりがいが減ってしまったときに、その給料でやり続けることができるのか、給料がUPする可能性があるのか、これらには本当に注意してくださいね。

会社の規定というよりも中小企業の社長のさじ加減ひとつで給料が決まってしまいます。

社長の人格によっては「仲がいいから給料を上げる」ということも十分起こりえますし、実際に見てきました。
だからみんな社長に媚びを売るようになるし、本当に仕事ができている人が評価されないこともある(ちなみに私はさほど仕事はできません)

これは完全に主観ですが、大きな会社の社長は周りから監視の目がありますが、小さな会社の社長は結構やりたい放題ですよ。

転職してよかったこともある

今まで転職したマイナス面を伝えてきましたが、悪いことばかりでもありません。あくまで私の場合は、ですが。

事業をはじめから作れた

ゼロから事業を作れたのはよかったです。
入社して与えられたのはパソコンと売る商品のカタログだけ。

市場調査からWEBサイトの設計、作りこみ、SEO対策、広告管理、お客様対応、クレーム対応、売上管理など、すべて一人でこなしました。

これを人と協力してやる、というのは逆に難しかったかもしれません。
正解が分からない中で、どの意見を採用するかの判断が非常に難しい。

一人だと意思決定がかなり速いですからね。

経費が減った

実際に給料自体は下がっていますが、車は社用車に乗っていて保険、税金、ガソリン代などは会社持ちですし、備品の購入も自分のクレジットカードで支払って後から請求しているのでポイントも貯まります。

給料が下がった割合の方がもちろん大きいですが、多少は差を縮めてくれています。。。

自由な時間がある程度ある

自分の立場上「結果(利益)を出せばOK」という立ち位置なので、結果さえ出せばある程度時間は作れます。

なのでこのようなブログを書くことも何とか出来ている状況ですね。

でも結果が出ないと土日祝日も関係ありません。売り上げが下がったら自分の給料はもちろん、部下の給料も支払えなくなるので緊張感はあります。

失敗する転職 まとめ

私の転職について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。

たまに「東京で同じような職種に転職していたらどうなっていたかな?」と考えることもありますが、すぐに「いやあの頃の自分がその判断はしないだろう」で終わってしまいます。

もうね、仕事はあまり面白くなかったですけど、転職することがめちゃくちゃめんどくさいことに感じていたんですよね。
だから知り合いの社長の会社に転職をしました。

実際に転職にはエネルギーかかるし、そもそもキャリアアップとか年収アップに興味がなく、人間関係もそこまで悪くないなら転職はしようとしないと思います。

でも、もし私のような状況で転職を考えている人はこの記事が参考になると思います。

当時、お金の知識があれば選択肢が変わった可能性も大いにあります。
知識がないから選択肢が狭いし、狭い選択肢から選んでも良い結果にならない。

お金がすべてではないですが、お金が自由のベースというのは間違いないと思います。